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AIが案内する近所の冒険!散歩で得た癒しと気づきとは?

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この記事の要約

ChatGPTを使って、近所の散歩コースをAIに提案してもらうという試みに挑戦。結果的に、普段の生活では気づかなかった隠れスポットや、季節の風を感じる新しいルートに出会うことができました。本記事では、実際にAIにどのようにルートを作らせたのか、どんな発見があったのか、そして散歩がもたらした心と体の変化をレポートします。忙しい毎日にこそ取り入れたい、手軽で心地よいAI活用法です。

AIに「散歩コースを決めて」とお願いしてみた

散歩。特別な道具もいらず、思い立ったらすぐに始められる、最も身近な運動です。けれど、いざ「ちょっと歩こう」と思っても、同じ道ばかり歩いてしまいませんか?

私もまさにそのタイプ。近所の川沿いや駅前の商店街をぐるっと一周、そんなルートを週に数回歩く程度。でも最近、なんとなく「飽きたなあ」と感じ始めていました。

そんなときにふと思いついたのが、「AIに散歩コースを作ってもらえば、意外と面白い道を案内してくれるかも?」ということ。

というわけで、今回のテーマは〈ChatGPTで散歩コースを決めてもらう〉というライフハック実験です。

私が暮らすのは東京都下の住宅地。駅前は栄えていますが、観光地でもなければ特別に目を引くスポットもありません。だからこそ、AIがどう“普通の街”を料理するか、非常に興味深かったのです。

早速、ChatGPTにこう聞いてみました。

「〇〇市の自宅から始まる、1時間くらいの散歩コースを作って。自然が感じられるところ、リフレッシュできる場所を途中に入れて、ゴールは自宅に戻るようにしてほしい」

すると、わずか10秒で提案されたのが以下のルートです。

  • ① 自宅 → 北側にある小さな公園(桜並木)へ向かう
  • ② そこから住宅街を抜けて、昔ながらの八百屋が残る商店街へ
  • ③ 地元の神社の境内でひと休み
  • ④ 小川沿いの遊歩道を通って帰宅

……予想以上にちゃんとしてる!

これまでも何度か使ったことのある道ばかりではあるけれど、つなぎ方が新鮮でした。

特に、ふだんは素通りしていた神社を途中に挟む提案や、「八百屋を見て季節の野菜をチェックしよう」といったコメントに、ちょっとした発見の予感が膨らみます。

これはもう、試してみるしかない。

スニーカーを履いて、ChatGPTおすすめルートへGOです。

実際に歩いてみたら、意外と“感動”があった

まずは北側にある公園へ。春は桜、夏はセミの声、秋は紅葉、冬は枝の静けさと、四季の変化を肌で感じられる場所です。ところが私は、近所すぎてここを「通り道」としか思っていなかった。

でもこの日は違いました。「AIが選んでくれた」と思うと、なんだか見る目が変わるんですよね。

「あ、このベンチ、意外と落ち着く」「あれ?芝生の手入れが良くなってる?」
そんな小さな発見が次々に出てきます。

次に向かったのが、昔ながらの八百屋さんが並ぶ商店街。ここは普段の買い物で使うスーパーとは別のエリアで、実は数年ぶりに来ました。

ChatGPTが「地元の旬を感じられる場所」として入れてくれたのですが、確かに正解でした。

今が旬のとうもろこしがずらっと並び、「試食してみて〜」という威勢のいい声。これぞ地域密着の商店街。

「このトマト、糖度高いよ!生で食べてみて」と試させてもらい、その場で1袋購入。これが予想以上に甘くて、帰宅後の楽しみが増えました。

そして、3番目に立ち寄った神社では、まさかの感動が。

静かな境内、風の音、小さな池の鯉。ふだんは目もくれなかった場所なのに、まるで旅先の名所にいるような気持ちになりました。

ChatGPTの案内には「気持ちを落ち着ける場所を取り入れました」とありましたが、それがまさに的中した形です。

ラストの遊歩道では、夕暮れに近づく空を見ながら、小さな水の流れの音に耳を傾けつつ、ゆったりと歩くことができました。

これまでの「とりあえず歩く」散歩とは、気持ちの充実度が段違いです。

単にルートが変わったというだけでなく、AIが目的とストーリーを持たせてくれたことで、散歩そのものに意味が生まれた。そんな感覚がありました。

AIとの“散歩の共同作業”が心にもたらした変化

「AIに決めてもらったルートなんて、自分の感覚とはズレてるかも?」
そんな懸念もどこかにありました。でも実際に歩いてみた結果、思っていたよりもずっと“自分らしさ”を発見できたのです。

不思議なことに、自分の住む街が“ちょっと違って見える”。

今まで何気なく通っていた道が「AIがピックアップしてくれた場所」というフィルターを通すことで、景色の受け取り方がまるで違うんです。

たとえば、道端の草花も、「こういうリフレッシュポイントとしてAIはここを選んだのかな」と意識すると、なんだかありがたみが出てくる。

「日常がちょっと旅になる」
そんな不思議な感覚が、1時間の散歩の中にギュッと詰まっていました。

これは、AIの精度や情報の正しさというより、“自分ひとりでは決められなかった視点”を誰かがくれたという体験によるものかもしれません。

実際、「自分で決めて歩いていたら、絶対にこのルートにはならなかった」と思う箇所がいくつもありました。

だけどそれがむしろ良かった。
自分の外側の思考で作られたルートだからこそ、新鮮だった。

これはまさに、「AIとの共同作業」。
AIが作った道を、自分が歩いて確かめることで、「この街、意外といいかも」という新たな感情が芽生えました。

そしてこの気づきは、実はとても大事なことに繋がっています。

忙しい日常で、心に余裕を持つこと。

何も“遠出”をしなくても、観光地に行かなくても、「気持ちをリセットする体験」は日常の中にある。それを教えてくれたのが、AIという存在だったのです。

生活×AIで生まれる“小さな革命”

今回の実験を経て、私は「AI活用って、もっと肩の力を抜いていい」と確信しました。

難しいプロンプトや、高度な分析じゃなくてもいいんです。

ただ「1時間くらいの散歩ルート考えて」とChatGPTに頼むだけで、思考の枠を少し超えた体験ができる。

しかもその体験が、現実の行動とつながっている。

この“ちょっとしたズラし”が、AIを使う意味なんじゃないかと思うのです。

実際、私はこの日以降、1週間に2回はChatGPTにルートを作ってもらうようになりました。

ルールは簡単。前回と違う視点を加えて、こんな感じで指示します。

  • 「季節の花が見られる場所を通って」
  • 「坂道が少なく、歩きやすいルートにして」
  • 「途中にベンチがある場所を入れて」

すると、毎回違う景色が展開されて、飽きることがありません。

しかも、その指示の背景には「今日は疲れてるから癒やされたい」とか、「体を動かしてリフレッシュしたい」といった、自分の内面のニーズがあります。

つまりAIに散歩ルートをお願いすることは、自分の心と対話する時間でもあったのです。

これは、思ってもみなかった発見でした。

今では、GoogleマップやYahoo地図とChatGPTを併用しながら、ルートを視覚化して確認するようにしています。Googleストリートビューと合わせれば、かなりの精度で“仮想散歩”もできます。

本当に、便利な時代ですね。

読者のみなさんへ伝えたいこと

今回のテーマは「AIと一緒に散歩する」という、ちょっと変わったライフハックでした。

でもこれ、時間がなくてもできる、コスパのいい気分転換なんです。

しかも、AIとの対話という新しい刺激が加わることで、同じ街なのに、まるで知らない場所を旅するような感覚すら生まれる。

これは、自宅の周辺だけじゃなく、出張先や旅先でも応用できます。

「知らない土地で散歩したいけど、時間が限られている」「いい雰囲気の道を探したい」
そんなとき、ChatGPTに相談してみるだけで、自分だけの“ちょっとした冒険”が始まるかもしれません。

AIは冷たくて無機質だと思われがちですが、使い方によっては、人生を豊かにする相棒になります。

ぜひ、皆さんも試してみてください。

次の週末は、AIが作ってくれた散歩コースを歩いてみませんか?

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