AI・テック

AIに任せた学習スケジュールが想像以上に神だった話

mitemiyon_admin

この記事の要約

「勉強の計画、立てても三日坊主で終わる…」そんな悩みを持つ人に朗報です。今回はChatGPTに「自分専用の学習計画」を丸ごと作らせてみた体験を元に、その驚くほど実用的な内容や、継続を後押しするAIならではの工夫についてレポートします。使い方のコツや注意点、実際のやり取りも公開しながら、AIとの共創による学習の可能性を掘り下げていきます。

AIに学習計画を丸投げしてみた理由

勉強したいことは山ほどあるのに、時間が足りない。いや、時間はあるのかもしれないけれど「どう勉強したらいいか」「何から始めたらいいか」が決まっていないから、動けない。この悩み、案外多くの人に共通しているのではないでしょうか。

僕もその一人でした。たとえば英語、Webライティング、マーケティングなど「学ばなきゃ」と思うことは多いのに、教材を買って満足し、手をつけることなく積まれていく…。

そこで思い出したのが、ChatGPTの存在です。「こいつ、計画立てとか得意なんじゃないか?」と。そう、勉強の中身を全部やってくれるわけじゃないけど、スケジュール管理や段取り整理はAIの得意分野。今回は、その力をとことん借りてみることにしました。

目標は、「ChatGPTと一緒に、自分専用の現実的な学習計画を作ること」。そして、それを日々の生活に組み込んで、ちゃんと回していけるかを検証することにしました。

まずは自分の状況をインプットしてみた

まずChatGPTに伝えたのは、以下のような情報でした。

  • 勉強したいテーマ:SEOライティングと英語
  • 目標:3ヶ月以内にSEO記事を10本書き、TOEICで600点を目指す
  • 勉強できる時間:平日は1日90分、休日は2〜3時間
  • 得意/不得意:集中力はあるけど飽きっぽい。習慣化が苦手
  • 学習スタイル:読むより書く方が得意。短期集中型。

これらの情報をChatGPTに伝えると、すぐに「カスタム学習プラン」のようなものを提案してくれました。その内容がまた、驚くほど的確で現実的だったのです。

たとえば、「月曜から金曜はSEOライティングの構成づくりやキーワードリサーチ、土日は英語に集中」「集中力の波に合わせて90分を45分×2に分けて小休憩を挟む」「夜型なら朝の英語学習を避け、SNSを使ったライティング訓練を夜に設定」など、僕の特性を踏まえたスケジューリングがなされていました。

正直、「え、ここまでしてくれるの?」とびっくりしました。

AIの学習スケジュール、ここがすごい

ChatGPTによる学習計画で特に感動したのは、以下のポイントです。

  • 1. 現実的なスケジュール
    理想論だけではなく、僕の生活スタイルに即した「できる範囲」での提案がされていた。これが地味にありがたい。
  • 2. 優先順位の可視化
    「今週はこの3テーマに集中しよう」など、週ごとに軸を決めてくれたことで、気が散ることなく取り組めた。
  • 3. モチベーション維持策
    「達成したらご褒美」「疲れた日は短時間で終わる構成タスクだけ」など、挫折しそうなタイミングのフォローも提案してくれる。

実際、僕はこれまで何度も「完璧な勉強計画」を立てては挫折してきました。でもChatGPTの計画は「完璧すぎない」のがポイントだったんです。どこかに“人間らしいゆとり”がある。それが継続の秘訣なのかもしれません。

実際にやってみて分かったAI学習計画のリアル

さて、ChatGPTに作ってもらった学習計画をもとに、僕は約3週間にわたって実際に取り組んでみました。結論から言うと…かなり効果アリです。

まず、勉強の「とっかかり」が圧倒的にスムーズになりました。計画が明確になっていると、「今日は何をやればいいんだっけ?」と迷う時間がゼロになります。そのおかげで机に向かってすぐ行動に移せるように。

さらに、学習計画が自分の生活リズムにフィットしていたので、無理なく続けることができたんです。「習慣化」の壁を越える大きな助けになりました。

特に良かったのは、「気分が乗らない日」への配慮があったこと。ChatGPTは、週に1日は「リカバリーデー」として予定を軽めに設定してくれていて、そこに助けられました。

例:「今日は調子悪いなら、YouTubeで英語のリスニングだけしておきましょう」「明日はまた構成づくりから戻りましょう」など、まるで親切な家庭教師みたいにアドバイスしてくれる。

これが、心のプレッシャーを和らげ、結果として長く続けることにつながったと思います。

AIに頼るからこそ必要な「自分との対話」

ただし、すべてをAIに丸投げすればOKかというと、そうではありません。

大事なのは、「ChatGPTに答えてもらうために、まず自分が考える」というプロセスです。たとえば、

  • 「そもそも何のために勉強したいのか?」
  • 「どんなスキルが必要で、どの順番で学ぶべきか?」
  • 「どの時間帯が自分にとってベストか?」

これらをきちんとAIに伝えないと、ピントのずれた計画になってしまいます。つまり、AIとの対話=自分自身との対話でもあるわけです。

僕も初めのうちは「とりあえずやってみよう」と軽く考えていたのですが、進めるうちに自分の性格や生活リズムを見直すようになりました。結果、勉強以外の生活習慣も整ってきたのは嬉しい誤算でした。

たとえば、集中できるのは午前よりも夜だったとか、タスクは細かくしないとすぐ気が散るとか、自分の取扱説明書みたいなものが見えてきた感じです。

読者のあなたに伝えたい、AI×学習の3つの心得

ここまで読んでくださったあなたに、僕から「AIと学習を組み合わせる時の心得」を3つお伝えします。

  • ① とにかく最初は“聞いてみる”ことから始めよう
     「何からやればいいのか分からない…」と思ったら、そのままChatGPTに投げてみましょう。意外と、自分でも気づいてなかった問題点が明らかになることがあります。
  • ② 綿密すぎる計画より、“7割”を意識
     完璧を求めるとすぐに崩れてしまいます。ChatGPTの計画に手を加えるときも、7割くらいの実行力で設計しておくのが継続のコツです。
  • ③ 毎週見直して“育てる”感覚を持とう
     学習計画は固定するものではなく、育てるもの。ChatGPTは何度でも相談に乗ってくれるので、「先週は無理だった」「この部分いらないかも」などのフィードバックをどんどん入れましょう。

ChatGPTは、あくまで「伴走者」です。自分の目標をしっかり持って、AIを味方につけることで、勉強がぐっと身近で楽しいものになる。今回の体験を通じて、僕はそれを実感しました。

あなたも、ちょっとした一歩からで構いません。「勉強しなきゃ」と悩むより、「とりあえずAIに相談してみる」。きっとその先に、意外な発見や習慣化のヒントが待っているはずです。

おまけ:実際に使える!ChatGPTプロンプト集【学習計画編】

以下は、実際に筆者が使用したものをベースにした「学習計画用プロンプト」です。あなたの目的やスキルレベルに応じてアレンジして、ぜひ使ってみてください!

① 学習全体の設計を依頼する

「〇〇を学びたい初心者です。1ヶ月〜3ヶ月で習得できるスケジュールを週単位で立ててください。平日は1日1時間、土日は1日2時間の勉強ができます。」

② スケジュールを日割りにしてもらう

「上記の週ごとの学習スケジュールを、毎日のタスクに細かく落とし込んでください。必要であれば教材や参考サイトも紹介してください。」

③ 勉強の優先順位を明確にする

「〇〇を学ぶうえで、基礎から応用までどの順番で学ぶべきかを教えてください。また、それぞれにかけるべき時間の目安も教えてください。」

④ モチベーション維持の工夫を聞く

「勉強を続けるモチベーションを保つためのアドバイスをください。週に1日は軽めのメニューにしたいです。工夫やリラックスタイムの提案もお願いします。」

⑤ 1日の予定に組み込む

「平日は朝8時〜夜23時までの間で自由時間が1〜2時間あります。〇〇の学習を、この時間に効率よく取り入れる方法を提案してください。」

⑥ 学習後の振り返りにも対応

「今週の学習で感じたことや反省点をまとめました。これをもとに来週のスケジュールを再設計してください。」 (→フィードバック内容を一緒に記入)

⑦ 学習計画のPDCAを回す

「先週立ててもらった学習計画の実施状況は60%でした。未達の理由は〇〇です。この状況を踏まえて、無理のない計画に修正してください。」

ChatGPTは、毎日のちょっとした相談相手としても優秀です。テンプレ通りでなくても、あなたの言葉で「〇〇ができない…」「もっとこうしたい」などと入力するだけでも十分効果があります。

ぜひこのプロンプト集を活用して、“自分だけの最強の学習サポーター”としてChatGPTを使いこなしてみてください!

記事URLをコピーしました