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話題のNotion AI、便利?微妙?リアルな感想を公開!

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この記事の要約

Notion AIを「とりあえず試してみようかな」と軽い気持ちで導入してみた筆者が、実際に1週間ガチで使ってみた体験をベースに、リアルな感想をお届けします。よく聞く「文章自動生成が便利!」「思考整理に使える!」というメリットから、「こんな場面では微妙だった…」という正直なデメリットまで網羅。仕事・勉強・ライフハック目的で使えるか、そして有料プランの価値はあるのかを深掘りします。導入を迷っている方は必読です!

Notion AIを導入してみた理由

正直、私はずっと「AIってまだまだ発展途上でしょ?」と思っていました。

でも、SNSやYouTubeで「Notion AI便利すぎる!」「文章作成の革命」なんて言葉がバズっていたのを見て、 気になってしまったのがきっかけ。

もともとNotionは日記やアイデア整理に使っていたので、「どうせならAI機能も使ってみるか」と思い、 7日間の無料トライアルに申し込んでみました。

結論から言います。「思ってたより、ずっとすごかった」です。

でも同時に、「過信は禁物だな」と思った瞬間もありました。

このレポートは、1週間のリアルな使い倒しの中で見えてきた「Notion AIの本当の姿」をお伝えするものです。

導入〜初日の印象:「おぉ…こいつ、やるな」

初日は使い方に戸惑いながらも、いくつかの機能を試してみました。

  • アイデア出し(ブレスト用のプロンプト)
  • ブログ下書きの作成
  • タスクの自動要約
  • 会議メモの構成提案

どれも、使ってすぐ「これは便利…!」と感動レベルの体験でした。

特に驚いたのが「見出し提案」の精度。自分が書こうとしていた内容の骨子を、まるで見抜かれたかのように提示され、 「この構成で書けばいけるかも」とスッと頭が整理される感覚があったのです。

あの瞬間、「これはライティングが楽になるかも」と本気で思いました。

2日目〜4日目:活用の幅が一気に広がる

2日目からは、文章作成に加えて「情報整理」「業務メモ化」などにも使ってみました。

たとえば

  • 箇条書きのメモを「ビジネスメール風に整形」してもらう
  • ミーティング中にとった雑なメモを「議事録っぽく」まとめてもらう
  • ToDoリストを「優先度付きリスト」に変換

これが、とにかくラクなんです。

Notion AIは、ただ文章を“自動で書く”だけじゃなく、“自分がラフに投げた情報を、見やすく再構築してくれる”のが特徴。

まるで、「自分の中にもう一人の“整理好きな秘書”ができた」感覚になります。

文章の精度は?正直に言うと「6〜7割は使える」

じゃあ、文章そのものの完成度はどうなのか──。

これについては正直、「AIが書いたとそのまま出すには、まだ早い」という印象でした。

文法や構成は整っているけれど、表現が少し曖昧だったり、言葉選びが人間っぽくなかったり。

例えるなら「日本語ネイティブに近い優秀な留学生が、一生懸命に書いてくれた文章」みたいな感じ。

でも、だからこそ、“土台作りとしてはめちゃくちゃ優秀”なんです。

最初の0→1が一番つらいライターにとって、骨組みをつくってくれるだけで本当に助かる。

そこに人間が手を加えることで、「読ませる文章」に仕上がる感じですね。

5日目以降で感じた限界──AIだけに頼れない瞬間

5日目以降、私はあえて「AIに任せっきりで文章を作らせてみる」という実験をしました。

たとえば、あるブログの原稿をまるっとAIに書かせ、そのまま出せるかを検証してみたのです。

結果──残念ながら“そのまま出す”にはやや心もとない内容でした。

文の流れや言い回しが微妙にぎこちなく、どこか「他人事」のように感じるのです。

読者の心に届く文章は、“気持ち”が乗っていることが前提

Notion AIはロジカルで、正確で、早い。だけど“温度感”まではまだ再現しきれない。

ここでようやく私は、「AIは補助輪」であって「エンジン」ではないという結論にたどり着きました。

AIが生きるのは「下書き」や「たたき台」作り

一方で、最初のひと文を書くのが苦手だったり、「企画がまとまらない」「構成が組めない」といった場面では、AIは絶大な威力を発揮します。

「何を書きたいのかまだ自分でも分からない」──そんな時、Notion AIに「見出しを考えて」と頼めば、自分の思考がどんどん整理されていく。

まるで“言語化の補助輪”みたいな役割を担ってくれるのです。

これは人間が苦手とする「情報の構造化」部分を、AIが埋めてくれているから

文章が書けない…と悩む人には、特におすすめの使い方だと感じました。

向いている仕事/向かない仕事──Notion AIの適性を考える

ここで、1週間触ってみて見えてきた“Notion AIに向いてる仕事・向かない仕事”をまとめておきます。

向いている仕事・タスク

  • ブレインストーミング(アイデア出し)
  • 構成・見出し・要約作成
  • 箇条書きの肉付け(文書化)
  • マニュアルや議事録など定型文章の作成
  • 表現を「やさしく」「プロっぽく」など調整する作業

向かない仕事・タスク

  • 感情や経験を伴うエッセイ・コラム
  • 繊細なニュアンスが必要な広告文やコピーライティング
  • 一次情報の調査(事実確認など)
  • 自分自身の意見や哲学を表現するコンテンツ

感動させるのは人間、構造化するのはAI。 この棲み分けを意識することで、AIとの付き合い方がぐっと明確になります。

有料プランはアリ?無料で満足?──導入のリアルな判断基準

さて、気になるのが「有料プラン、契約する価値あるの?」という点。

Notion AIは現在、有料プラン(月額$10前後)で使い放題になります。

正直に言うと──

「毎日業務でガッツリ使うなら、元は取れる」

というのが本音です。

・毎日記事や資料を書く ・構成を考えることが多い ・仕事でNotionを使っている

このいずれかに当てはまるなら、時間と労力の節約になり、十分に価値はあると感じました。

逆に、「週に数回使う程度」「単なる好奇心で使ってみたい」という場合は、無料トライアルで様子を見たうえで、必要に応じて課金する形がベストです。

コスパを高める使い方のコツ

  • テンプレートを作っておく(例:「ブログ構成案を出して」など)
  • 同じプロンプトで複数パターンを出して比較する
  • 「自分が苦手な作業」に特化して使う

ツールは“使いどころ”が肝。闇雲に使うと「なんか微妙」になりますが、ハマると劇的に時短できます。

Notion AIは“思考を整えるツール”だった

1週間、Notion AIと過ごしてみて感じたこと。それは──

「書いてくれるAI」ではなく、「考えさせてくれるAI」だったということです。

完全に任せるのではなく、「自分の中にあるものを整えてくれるパートナー」として捉えると、 Notion AIはとても優秀で頼れる存在になります。

自分で言語化できない感覚を、仮の言葉にしてくれる。 ごちゃごちゃした思考を、並び替えてくれる。

そんな“言葉の地図”を描いてくれる存在が、Notion AIなのかもしれません。

これから始めるあなたへ、ひとこと

「AIに興味はあるけど、難しそう」 「使いこなせるか不安」

そんなふうに思っている人こそ、一度試してみてほしいです。

Notion AIは“完璧な答え”をくれるわけじゃないけど、 あなたの中にある“まだ言葉になっていない想い”を、静かに引き出してくれるかもしれません。

気楽に、そして楽しく──まずは1週間、AIと過ごしてみてください。

思わぬ自分の才能や視点に、出会えるかもしれません。

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