【節約術公開】4人家族のリアルな1ヶ月家計簿

この記事の要約
「手取り28万円で4人家族をどうやりくりしているの?」そんな声にお応えして、今回は実際に筆者が行っている1ヶ月分の家計簿をすべて公開!食費・固定費・変動費・貯金などのリアルな内訳と、日常的に意識している節約術も併せてご紹介します。特別なことはしていませんが、“続けられる工夫”が詰まった家計簿です。
我が家のプロフィール:4人家族・手取り28万円・持ち家
家計簿を公開するにあたって、まずは我が家の基本情報をご紹介します。
- ● 家族構成:夫(会社員)、私(パート)、子ども2人(小3・年長)
- ● 世帯手取り:月28万円(夫25万+私3万)
- ● 住まい:築15年の持ち家(ローン残り10年)
- ● 車:1台所有(軽自動車)
特別裕福でもないけれど、慎ましく穏やかに暮らすために「管理できるお金の範囲で楽しむ」をモットーにしています。
節約主婦の1ヶ月リアル家計簿(2025年4月分)
それでは、実際の支出内容を大カテゴリ別に公開します。
カテゴリ | 内訳 | 金額 |
---|---|---|
固定費 | 住宅ローン・光熱費・通信費・保険 | 126,000円 |
食費 | 自炊中心+お米ふるさと納税 | 34,800円 |
日用品費 | ドラッグストア・100均 | 4,200円 |
教育費 | 習い事(月謝+交通費) | 18,000円 |
交通費・ガソリン代 | 主に通勤・週末の買い出し | 7,500円 |
交際費 | 誕生日・帰省時の手土産など | 5,000円 |
医療費 | 歯科・小児科 | 3,100円 |
レジャー費 | 月1回の家族外食+公園おやつ | 6,800円 |
特別費 | 冠婚葬祭・家電修理 | 0円(今月なし) |
貯金・投資 | 先取り貯金+つみたてNISA | 45,000円 |
合計 | 250,400円 |
今月は思ったより出費が抑えられたので、余剰分(約3万円)は翌月の特別費に繰越+一部は子ども用口座へ。
“我慢しすぎない節約”を続ける工夫
節約って聞くと、「節電!節水!外食NG!」といった我慢ばかりのイメージがありますが、それだと続きません。
我が家で心がけているのは、「気づかないうちに節約できてる仕組みをつくること」です。
■ 食費3万円台の秘密
- ● 週に1度しかスーパーに行かない(つい買い防止)
- ● お米はふるさと納税+冷凍保存でロス削減
- ● 野菜は“使い切る”レシピ優先でロス激減
■ 先取り貯金+“使い切り”生活費
給料が入ったらすぐに
- ● 毎月2万円を定期預金へ(生活防衛用)
- ● 毎月1.5万円を楽天証券でつみたてNISA
残ったお金の範囲で生活すれば、「貯金できなかった…」と後悔することもありません。
週単位で管理する“4週分け家計術”でメリハリUP!
月の家計管理って、給料日から翌月の給料日前までの「1ヶ月分」を一括で考えがちですよね。でも、それだと中盤で予算を使いすぎて、後半が苦しくなる…というパターンになりやすいんです。
そこでおすすめなのが、「週ごとに予算を区切る」4週分け家計術。
■ どうやるの?実際の流れ
たとえば、食費+日用品費の月予算が4万円なら:
- ● 4万円 ÷ 4週 = 1週1万円まで
- ● 毎週月曜に現金で封筒管理 or 財布に移す
これだけで、「今週はあといくら使えるか?」が明確になり、無駄遣い防止につながります。
余ったら翌週に回してOK。赤字なら、次週は控えめにして調整。 この“自分で帳尻を合わせる力”が自然と身についてきますよ。
こんなところに!?気づきにくい“家計の落とし穴”
日々の節約を頑張っても、「なんで貯まらないの?」と感じたことはありませんか? それ、固定費や“見えない出費”が原因かもしれません。
■ よくある家計の落とし穴3つ
- 1. 使ってないサブスク
→ お試しのまま放置されてる動画・音楽サービス、ありませんか? 月500円でも、年間6,000円です。 - 2. 通信費が高止まり
→ 大手キャリアで10年以上そのまま…という方は要注意! 格安SIMに変えれば、月3,000円以上下がることも。 - 3. 自動車保険の見直し忘れ
→ “なんとなく継続”が一番もったいない。補償内容を見直せば、年1〜2万円変わることも。
このあたりは、“毎月の出費に含まれていないのに確実に出ていくお金”。 だからこそ、気づかないうちに家計を圧迫してしまうんです。
子どもの成長に備える──教育費の積立と“ごほうび運用”
子どもが大きくなるにつれて、当然のように出費も増えます。
我が家はまだ小学生・幼稚園児ですが、習い事代・遠足・文具代など、地味に出費がかさみます。
■ 教育費は“項目分け貯金”でストレス減
「貯金はしてるけど、何に使うか決めてない」状態だと、いざという時に使いづらいですよね。
そこで我が家では、以下のように用途別の口座分けをしています
- ● 子ども用口座(教育費専用)
- ● 家電買替え積立
- ● 冠婚葬祭・帰省費
これなら、「これはこのためのお金」と明確にできるので、罪悪感も迷いもなく使えます。
■ こどもNISAも活用スタート
2024年から始まった「ジュニアNISAの代替制度」も活用中。 毎月5,000円を子ども用NISA口座に積み立てて、将来の進学資金や“はじめての1人暮らし費用”に充てる予定です。
つみたてNISAと同様、「長期・分散・ほったらかし」が基本なので、教育費と相性の良い制度だと感じています。
家計を整えると、心も整う──“数字”より大事な変化
「月末になると気持ちが落ち込む」 「お金のことを考えると、いつも不安になる」
そう感じていた時期が、私にもありました。
でも、家計簿をつけて“お金の見える化”を始めてから、明らかに心の余裕が増えました。
■ 家計簿をつけることで得られるもの
- ● 「今月はあと〇円使える」と分かる安心感
- ● 「ちょっと無駄遣いしちゃったな」に気づける冷静さ
- ● 「これだけ貯められた」という達成感
節約や管理って、「辛い」「窮屈」というイメージがあるかもしれません。 でも本当は、「自分の暮らしを自分でコントロールできている」という心の自由を得られるものでもあるんです。
夫婦でぶつからない家計管理──“透明感”がカギ
「家計のことをパートナーに話すのが苦手」 「“お金のこと”になると、なんだか気まずくなる」
これもまた、多くの家庭で聞くリアルな悩みです。
■ 我が家のやり方:月1回“ゆる家計会議”
月末〜月初にかけて、子どもが寝た後に夫と15分くらい、家計について共有します。
- ● 今月の出費で気になった点
- ● 来月のイベント・予定と出費予測
- ● 余ったら“ごほうび”何に使う?
ここで大事なのは、「責めないこと」「ネガティブにしないこと」。
あくまで「チームとして家計を支えてるよね」という空気を保つのが、長続きの秘訣です。
“ごほうび節約術”で無理せず続く家計管理
毎月ストイックに節約ばかりしていたら、いつか心が爆発します。
だからこそ我が家は、“ごほうび付き家計管理”を実践しています。
■ たとえばこんな“ごほうびルール”
- ● 食費+日用品が予算より2,000円浮いたら→ちょっと良い冷凍スイーツOK
- ● 先取り貯金&NISAに成功したら→家族でミニ外食
- ● 家計簿を1ヶ月きちんとつけたら→自分に好きな文房具を買ってOK
節約生活に“ちょっと嬉しいこと”を組み込むだけで、 モチベーションはぐんと上がります。
まとめ──“節約”は、がんばりすぎなくていい
家計管理というと、「完璧にやらないと意味がない」と思われがちですが、実際はそんなことありません。
・月に1回赤字になってもOK ・途中でやめて、また再開すればいい ・小さな出費を「楽しい」と感じたなら、それも大事な支出
節約とは、「お金を減らすこと」ではなく、「自分が大切にしたいことに使うために整えること」。
節約主婦だからこそ、声を大にして言いたいのはこれです。
貯めることも、使うことも、笑ってできる。 そんな暮らしの土台として、家計簿があると信じています。