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音声AIで1日録音したらアイデア爆増!試して驚いた活用法

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この記事の要約

音声AIを使って、1日中の生活を録音し、すべてを自動で文字起こしするという試みに挑戦しました。メモを取り逃すことのない環境をAIで構築したところ、予想以上に思考の整理とアイデア創出に役立つ結果に。この記事では、その使い方・効果・メリット・注意点まで、筆者の実体験を交えながら徹底レポートします。副業やライティング、企画職、自己成長に役立てたい方必見です!

音声AIに24時間録音させてみた理由

メモ魔なのにメモが追いつかない矛盾

僕は、どちらかというと「メモ魔」だ。日々思いついたことはすぐにスマホのメモアプリに書き残すようにしているし、会議や雑談で聞いたフレーズ、広告のキャッチコピー、街中の貼り紙の文言まで、少しでも「おっ」と思ったら記録してきた。

だけど、それでも思う。「全然、拾えてない」。

なぜなら、人の思考はメモ以上の速さで流れていくからだ。何かを感じて、反応して、言葉になるまでの間に、ふっと消えていく“アイデアの種”が山ほどある。これは悔しい。

ある日ふと思った。「いっそ、全部録音したらどうなるんだろう?」

なぜ音声AIだったのか?

録音自体は昔からできる。でも、聞き返すのは面倒だし、時間も取られる。だからこそ、ここで登場するのが音声AIだった。

具体的には「録音→文字起こし→要約・検索」まで自動でやってくれるAIツールたち。すでにいくつか存在しているのを知っていたし、ChatGPTと連携することで、よりパーソナライズした使い方も可能になる。

「これはいけるかも」と思った。

使った音声AIツールとその設定

使ったツール構成と目的

今回の録音実験では、以下のツールを使った。

  • 録音:スマホアプリ「Otter.ai」+ピンマイク
  • 文字起こし:Otter.ai内蔵の自動トランスクリプション
  • 内容の要約・分類:ChatGPT(API連携)

要するに、「記録→文字→整理」を全部AIに丸投げする流れだ。しかも、Otterは話者識別やタイムスタンプまで付けてくれるので、後で「この時に何を言ってたか」も一目瞭然。

さらに、文字起こし結果をZapier経由でGoogleドキュメントに保存→ChatGPTに要約依頼…という自動化ルートを構築。ここまで組めば、僕がやるのは「録音ボタンを押すだけ」で済む。

録音ルール:1日中の“生活ログ”

今回は、「仕事・雑談・独り言・考え事・買い物中のつぶやき」まで、生活の99%を録音対象にした。

ただし、プライバシーと集中力の関係で、以下のタイミングは除外した。

  • 入浴・トイレ・就寝時
  • 他人がいる場所で、相手が録音に同意していないケース

結果、1日あたり平均6〜7時間分の録音が可能となった。

1日録音して分かったこと

意外だったのは、「録音されてる」と思うことで、思考が整理されやすくなるという点。

話しながら「これは後で見返せる」「今考えてることに価値がある」と意識することで、ふだん曖昧に流れてしまう言葉が“意図的な発言”になる。

たとえば、こんなつぶやきが後で記事アイデアになった。

「スーパーのレジ袋、なんで有料なのに耐久性バラバラなんだろ」
→ この記事から「日常にある“おかしなルール”をAIが指摘したら?」という企画が生まれた。

まさに、“何気ないひとこと”がアイデアになる瞬間だった。

録音データからAIが抽出した「副業の種」

何気ないつぶやきが“ネタの宝庫”に

音声AIの面白さは、「自分では気づいていないキーワード」を浮かび上がらせてくれる点にある。

たとえば、僕が歩きながら言っていたつぶやきをChatGPTが分析した結果、次のようなキーワードを抽出してきた。

  • 「隙間時間」→ タイムマネジメント、副業
  • 「宅配の時間に縛られるのストレス」→ 受け取り代行、宅配ボックス設置ビジネス
  • 「手続きが面倒」→ 代行業、行政手続きサポート

これを元に、ChatGPTに「このキーワードに基づく副業アイデアを10個出して」と依頼したところ、以下のようなアイデアが得られた。

  • “手続きサポーター”としてオンライン申請の代行サービス
  • 副業時間の可視化アプリのUX設計(タイムログ記録から着想)
  • 宅配ストレス軽減のためのIoT提案書作成代行

つまり、僕の生活に埋もれていた“ちょっとした不満”や“あるある”が、AIを通じてビジネスネタに昇華されていったのだ。

AIが提示してくれた“構造化された日常”

録音データをChatGPTに渡して「1日の流れを5つのフェーズに分けて要約して」と頼んでみたら、こんな返答が返ってきた。

  • ① モーニングルーティン(6:30〜8:00)
  • ② 思考タイム(8:30〜10:00)
  • ③ 作業集中ゾーン(10:00〜13:00)
  • ④ 疲労と回復(15:00〜17:00)
  • ⑤ 創発の時間(20:00〜22:00)

これを見たとき、「ああ、俺ってこういうリズムで1日を過ごしてたんだ」と驚いた。

そして、その「創発の時間」にこそ、たくさんの副業アイデアが出ていた。

このリズムの可視化は、今後のスケジュール設計にも役立つし、パフォーマンス管理にもつながる。つまり、AIによる記録はただの“ログ”ではなく、“自己理解の鏡”なのだ。

音声AI活用の課題と今後の可能性

録音デバイス・AIの“限界”と対策

もちろん、音声AIが完璧かというとそうではない。

以下のような課題が浮き彫りになった。

  • マイク精度によっては雑音が多く、誤変換が発生
  • 周囲の音を拾いすぎて「誰の声か」が判別不能になるケース
  • 「えー」「あのー」などが多い人は文字起こしが冗長に

これらへの対策として、以下の工夫を行った。

  • ピンマイク+無音フィルターを活用し、雑音を低減
  • 録音前に「今からは一人言です」「外出中です」などシグナルを入れる
  • ChatGPTに「話し言葉を文語に整えて要約して」と依頼する

結果、録音品質とテキスト可読性はかなり改善された。

導入コストと“誰でもできる”始め方

音声AI活用と聞くと「難しそう」「お金がかかりそう」と思うかもしれない。

でも、実際には以下のようなミニマム構成で十分始められる。

  • スマホ(既存のものでOK)
  • 無料または月10ドル程度の音声録音アプリ(Otter.aiなど)
  • ChatGPT Plus($20/月)

つまり、月3,000円前後で「思考記録とアイデア抽出の自動化」が実現する。

さらに、スマホで録音するだけなら初期投資はほぼゼロ。ピンマイクがあればよりベストだが、最初は内蔵マイクでも十分試せる。

音声AI×副業ライフ=可能性だらけ

1日中録音する、というと大げさに聞こえるかもしれない。でも実際は、「何かひらめいたら音声メモでつぶやく」だけでも十分効果がある。

それをAIが記録し、整理し、抽出してくれる。

この仕組みが、副業のアイデアメモ、商品企画、SNSネタ、ライティング素材として活用できる。

もっと言えば、「アイデアを逃さない人」が、結局のところ稼げる人なのだ。

音声AIは、その“ひらめき”の種を拾い上げ、言語化し、整理する相棒になる。

副業で稼ぎたい人、自分の価値を高めたい人、思考整理に悩んでいる人──

まずは1日、スマホを録音状態にしてみてほしい。

あなたの生活には、まだまだ眠っている“金のアイデア”があることに、きっと気づくだろう。

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