コンビニ以上にムダ遣い?5つの浪費習慣とは

この記事の要約
「副業で稼ぎたい!」「節約してるのにお金が貯まらない…」そんな人は、意外な“日常の浪費習慣”が原因かもしれません。この記事では、「コンビニでの買い物よりも損してる!」と言われがちな、見えづらい5つの習慣に注目。どれも私たちの日常に溶け込んでいて、気づかぬうちに毎月数千円〜数万円の出費に繋がっていることも。副業や貯金を始める前に、まずは“漏れてるお金”を見直してみませんか?今すぐ改善できるリアルな節約のヒントをお届けします。
気づいてないだけで「損してる」習慣、ありませんか?
「副業で収入アップ!」と意気込むのはいいけれど、 その前に――あなたの財布、無駄に穴が空いていませんか?
私はこれまで、家計相談や副業相談を通じてたくさんの方の「お金の流れ」を見てきました。
すると毎回驚かされるのが、「本人は節約してるつもり」なのに、 実は“もったいないお金の使い方”をしているケースがとても多いこと。
しかもその多くが、
・習慣化している ・無意識でやっている ・小さな額なので気にしていない
という“気づきにくい浪費”なのです。
「コンビニを我慢すればいい」と思っているあなた。 実は、もっと身近な場所に“本当の浪費”は潜んでいます。
この記事では、私が実際に出会った相談事例などをもとに、 「これはヤバい!」と感じた習慣を5つピックアップしました。
習慣①:使い放題系サブスク、活用してるフリ
音楽、動画、漫画、フィットネス、学習アプリ── サブスクリプション型のサービス、あなたはいくつ契約していますか?
実際、1人あたりの平均契約数は3〜4つという調査もあり、 月額換算で3,000〜5,000円程度が出ている人が多い印象です。
問題は、「それ、ちゃんと使ってますか?」ということ。
私の相談者さんでもよくあるのが、
- Netflix登録してるけど1ヶ月見てない
- Spotifyプレミアムだけど通勤10分しか使ってない
- オンライン英会話は月2回しか参加してない
この「使ってる気になってる」状態が、実はかなりの無駄遣い。
月額980円 × 12カ月 = 11,760円
年間で1万円以上の出費。しかも「活用していない」なら、 それは浪費です。
見直しポイントとしては
- 直近1カ月で使ったサービスか?
- 使っていないなら、無料プランへのダウングレードが可能か?
- いったん全解除して、必要なときにまた契約する
特に副業を考えている人にとっては、 「時間もお金も効率化すること」が第一歩。
見ていない動画、聞いてない音楽に毎月1,000円払っている暇はありません!
習慣②:「なんとなくのATM手数料」月に3回…
正直、これが一番もったいない。
ATM手数料を1回110円〜220円払っている人、多いです。
しかもタチが悪いのは、
- コンビニATMが近いからつい使う
- 土日に出金してしまう
- 細かく出した方が管理しやすいと思ってる
このような「ちょっとした理由」で、月に3回、手数料を払う。
220円 × 月3回 = 年間7,920円の“無”
何も生まない出費としては、最たるものです。
対策としてはシンプル。
- ネットバンキングを使う(手数料ゼロ)
- 平日無料の時間帯を把握して出金する
- 月1〜2回、まとめて出す癖をつける
ちりつもですが、ATM手数料は「気づけば1万円以上損してた」典型的な浪費習慣。
副業を始める前にまず、こうした“日常の穴”をふさぐ方が先決です。
習慣③:冷蔵庫の「使い切れなかった食材たち」
意外と見落とされがちなのが、家庭内で起きている“プチ廃棄”。
「気づいたら野菜がしなびてる」 「ヨーグルトが賞味期限切れ」 「冷凍庫に謎のストックが…」
食材を買ったのに、結局使い切れずに捨ててしまっている。 これ、実はコンビニでのちょこ買いよりずっと“無駄が大きい”んです。
平均的な家庭の食品ロスは年間約6万円
農水省の統計によれば、家庭から出る食品ロスは年間1人あたり2万円近く。 家族がいればそれだけ増えるということです。
しかも、それは“使わなかった食材=お金を捨ててる”ということ。
改善のカギは「買い過ぎない」「見える化する」こと。
- 冷蔵庫に入れる前にメモして貼る
- 週1回は“在庫一掃DAY”を作る
- ChatGPTに「冷蔵庫にあるもので献立を考えて」と相談するのも◎
副業で忙しくなると、食事が適当になる人も多いですが、 「無駄のない食事管理」は節約の基本です。
習慣④:「セール品」への過剰なリアクション
スーパーやドラッグストアで「本日限り!50%オフ!」なんて書かれていたら── つい手が伸びてしまいますよね。
でも、ちょっと待ってください。
「欲しいもの」じゃなく「安いから買う」って、それ、本当に節約?
“安く買えた=得”ではない
結局使わなかったら、それは浪費。
とくに多いのが
- 同じような服を毎年増やす
- ストックしすぎて期限切れになる日用品
- Amazonセールで“得した気分”だけが残るガジェット
私の経験上、セールで買った物の3割以上は使われていないという人も珍しくありません。
「買わなきゃ得だった」 この視点を持てるかどうかで、家計管理のレベルが変わります。
対策としては
- 買う前に「これ、定価でも買う?」と自問
- 買い物リストを事前に作る
- ポイント〇倍キャンペーンに釣られない
欲望のままの“セール依存”は、長期的な浪費につながります。
習慣⑤:「とりあえずの外食・カフェ習慣」
最後は、日常に溶け込んだ“ちょい外食”の習慣です。
「家に帰るの面倒だから、外で食べて帰ろ」 「スタバで軽く仕事しよう」
こういった小さな支出、積もり積もるととんでもない額になります。
1日1,000円の外食習慣 → 年間36万円
週5日・昼外食×月20日=月2万円 それにカフェ代などが加われば、年間で30〜40万円はあっという間です。
副業を始める人の中には、「まずはパソコン買おう」「勉強の本を買おう」と初期投資を気にする方もいますが、 実は日常の“気軽な外食”を控えるだけで投資資金が生まれるのです。
もちろん、毎日自炊は大変。 だからこそ、「本当に必要なときに外食する」メリハリが大事です。
- お弁当を週2回だけでも持参
- 仕事帰りに“ご褒美カフェ”をやめる週を作る
- 「カフェ代=自己投資」と割り切って時間を有効活用
外食もカフェも否定しません。でも“惰性の出費”になっていたら、それは見直しのチャンスです。
まとめ:副業よりも先に“漏れ”を止めよう
今回紹介した浪費習慣は、すべて「悪気なく」「日常的に」行われているものばかりです。
振り返ってみましょう
- サブスクの“使ったつもり”出費
- ATM手数料という見えない無駄
- 食材ロスという“冷蔵庫のブラックホール”
- セールのワナにハマる心理
- 習慣化した外食&カフェ支出
副業や投資を始める前に、こうした「漏れてるお金」をまず止めるだけで、 月1万円〜2万円の改善は誰にでも可能です。
それって、年間で12〜24万円。副業初月の収益よりも大きいかもしれません。
副業を始めることはとても素晴らしいですが、 「増やす前に守る」――これが、資産形成の第一歩です。
ぜひ、今日からひとつずつ見直してみてくださいね。