1年分の家計をAI分析。改善提案も自動で

この記事の要約
1年分の家計データをAIに入力し、支出の傾向や無駄遣いを要約してもらった実体験を紹介します。AIによる自動レポートと改善提案を受けて、実際にどんな節約アイデアが生まれたのか。面倒な家計振り返りを手軽にするライフハックを提案します。
「年末の家計振り返り」をAIに任せてみた理由
毎年年末になると「1年間のお金の使い方を振り返ろう」と思うけれど、正直面倒で結局ざっくりしか見ないことが多かったです。
・どの月が多かったのか。
・何に無駄遣いしていたのか。
・来年どう直せばいいのか。
分かっておいた方がいいのは間違いないのに、手作業だとハードルが高い。
そこで今年は思い切って、「AIに全部投げてみよう」と決めました。
用意したのは1年分の家計簿データ
日頃から家計簿アプリを使っていたので、月ごとの支出カテゴリと金額データはすぐに用意できました。
とはいえ雑な部分も多くて、
・同じ支出でも「食費」「外食」「飲み会」でバラバラ。
・一部メモ漏れや現金支出のまとめ入力。
こんな状態でもAIならどうまとめてくれるのか、半信半疑で試すことにしました。
GoogleスプレッドシートからCSV形式に出力して、AIチャットに貼り付け。
「このデータを分析して年末レポートを作って」と依頼しました。
AIからの初回の回答がすごい
AIはまず、支出カテゴリごとの年間合計を自動で集計。
さらに「月別の支出のバラツキ」をグラフ的に解説してくれました。
例として出てきたのは、
・外食費が10月に突出していた。
・光熱費は12月が突出しているが冬季要因と推察。
・娯楽費は月による変動が大きい。
それだけで「思ったより無駄使いしてるな」と気づける内容。
しかも「原因の推察まで説明してくれる」のが人間らしくて驚きました。
改善ポイントまで提案してくれる
さらにお願いしたのが「改善点をまとめて」。
するとAIは、
- 外食費を月平均で2,000円下げるだけで年間24,000円削減可能。
- 光熱費は冬季ピークを除き平均値を意識。
- 娯楽費は月予算を設定し変動を抑制。
といった具体的なプランを提示。
正直、自分でここまで冷静に分析できないので、「これ、家計相談サービス並みでは?」と感じました。
AIレポートを元にした来年の予算設定
① 外食費を具体的にコントロール
AIからの提案を受けて、まずやったのが外食費の見直し。
「月に2,000円減らせば年間24,000円の節約」と言われると、妙に説得力がありました。
具体的には、
- 平日のコンビニ弁当を週1減らす。
- 週末の外食を月3回までに制限。
家族と一緒に話し合ったところ、無理のないラインで納得してもらえました。
AIに言われた数字をそのまま提案すると、「冷静な根拠」が出せるのが便利でした。
② 娯楽費の月予算を設定
娯楽費もバラつきが大きいと指摘されたので、月ごとに上限を決めました。
AIは過去データから「平均+20%」くらいを目安にしてくれたので、
「この範囲で楽しもう」という家族内ルールに。
これが面白かったのは、
・使いすぎた月を冷静に振り返れる。
・予算内で何を優先するか話し合える。
など、単純な節約以上に「お金の使い方の質が上がる」効果を感じました。
AIに家計を任せて感じたメリット
① 客観的な指摘がありがたい
自分だけで家計を振り返ると、どうしても「まあ仕方ないか」と甘くなる部分があります。
AIは、
・データから冷静に指摘。
・根拠を添えて提案。
をしてくれるので、「言い訳しにくい」のが大きなポイントでした。
まるで優秀な家計アドバイザーに相談している気分でした。
② 面倒な集計を自動化
手作業で1年分のデータを集計するのは本当に大変です。
AIにデータを渡すだけで、
・カテゴリ別合計。
・月別の支出傾向。
・ピーク月の特定。
全部自動でまとめてもらえたので、「時短効果」がすごいと実感しました。
忙しい人ほど、AIの力を借りる価値があります。
AI活用の注意点と限界も知っておこう
① データの精度は自分次第
正直、家計簿の入力が雑な部分はAIでも補いきれません。
「このカテゴリ分けはどっち?」など、曖昧なデータはそのまま曖昧に分析されます。
AIを使うほど、「日頃の記録をきれいにする大事さ」を痛感しました。
② 最終的な判断は人間
AIの提案は便利ですが、
・家族の好みや生活スタイル。
・今後のライフプラン。
こうした部分は人間にしか決められません。
AIを使うなら、「意見を聞くけど決めるのは自分」というスタンスが大事だと思います。
まとめ:AIを「家計アドバイザー」にする時代
① 面倒な振り返りを手軽に
AIを活用すれば、
・1年分の家計を一気に要約。
・改善ポイントを自動提案。
・家族で話し合うきっかけを作る。
こんなことが手軽にできます。
「年末の面倒な作業を丸投げ」できるのは本当にラクでした。
② 生活を変える小さな一歩
AIに家計を分析してもらったことで、
・数字を冷静に見る習慣。
・家族でのお金の話し合い。
・無理のない節約プラン作り。
など、大きな効果がありました。
ぜひみなさんも、「今年の家計をAIにまとめてもらう」体験をしてみてください。
きっと来年のお金の使い方が変わるはずです。