ChatGPTとGoogleカレンダー連携で予定が自動整理に!

この記事の要約
「毎日予定に追われている」「タスク管理が苦手」──そんな人にこそ試してほしいのが、ChatGPTとGoogleカレンダーを組み合わせた“AIによるスケジュール自動整理”。実際に筆者がChatGPTに予定を伝え、カレンダーを整えてもらった体験をもとに、その便利さと驚きをリアルに紹介します。技術に詳しくなくても大丈夫。必要なのはChatGPTとGoogleアカウントだけ。この記事を読み終わる頃には、あなたも「これ、自分もやってみようかな」と感じるはずです。
スケジュールに追われる日々、AIに助けを求めてみた
「え、今日ってミーティングあったっけ?」 「やばい、Zoomのリンクどこいった!?」 「ToDoリストに書いたのに、見返すの忘れてた…」
こんなふうに、予定やタスクに振り回される日々を送っている人、多いのではないでしょうか。
かく言う筆者も、そんな“スケジュール散らかり型人間”の一人でした。
特に副業やフリーランス、在宅ワークが増えてきた昨今、「自分で時間を管理することの難しさ」を実感している人は多いはず。
タスク管理アプリ?手書きの手帳?どれも続かない。
「もう、誰か私の予定を代わりに管理してよ!!」
そう思ったとき、ふと頭に浮かんだのが、あの万能AI──ChatGPT。
「もしかして、ChatGPTに予定を伝えたら、自動で整理してくれるんじゃ…?」
ということで、今回はChatGPTとGoogleカレンダーを連携させて、本当に予定管理を任せられるのか?実験してみました。
その結果はというと…想像以上にすごかったんです。
ChatGPTとGoogleカレンダー、どうやって連携するの?
まず最初に、気になるのは「そもそも連携できるの?」という疑問ですよね。
結論から言うと、ChatGPT(有料版:GPT-4)とGoogleカレンダーは、現在のところ“直接”の連携はありません。
でも、「間接的に連携させる方法」はいくつか存在します。たとえば
- Zapier(ザピアー)という自動化ツールを介して、ChatGPTの指示→Googleカレンダーに反映
- スプレッドシートやToDoリストをChatGPTで構成→Googleカレンダーに取り込む
- Google Apps Script(GAS)を使ってAPI連携する
…と聞くと「プログラミングとか無理!」と思われるかもしれませんが、大丈夫。今回筆者が使ったのは最も簡単な“会話ベース”の方法です。
①ChatGPTに予定を投げる
「明日10:00に歯医者、13:00にクライアント打ち合わせ、17:00にジム」と伝える。
②ChatGPTが自動で整理
「では以下のようにGoogleカレンダーに登録してください」と整った一覧を出してくれる。
③自分でGoogleカレンダーにコピペ入力(またはインポート)
手間といえばこのステップだけですが、“考える”時間が圧倒的に減るのがポイント。
さらに、ChatGPTに「その予定、週単位で整えて」「移動時間も加味して」と頼めば、“プロの秘書レベル”で時間配分まで考えてくれるのです。
あとはその通りにGoogleカレンダーへ反映すればOK。
つまり、人間の負荷は「入力」だけ。思考と整理はAI任せ。
これが想像以上に快適だったんです。
実際にAIが組んだ1週間のスケジュールはこうなった
では実際に、ChatGPTに「1週間分の予定を整理して」とお願いした結果、どんなカレンダーができあがったのか──気になりますよね。
今回は、以下のような“ざっくり情報”をChatGPTに伝えました。
- 月水金の午前中は在宅ワーク(優先)
- 火曜は午後から外出予定あり
- 週3回は30分程度の運動を入れたい
- 金曜夜は友人と食事
- 週末は家族との時間を大切にしたい
これに対して、ChatGPTが返してきたのがこちら
【ChatGPTによる自動整理の一部(要約)】
- 月曜日 9:00〜11:00:在宅ワーク 13:00〜14:00:メール・タスク整理 16:00〜16:30:散歩(運動)
- 火曜日 10:00〜12:00:資料作成 13:00〜外出(カフェMTG) 20:00〜21:00:軽い筋トレ
- 水曜日 9:00〜11:30:在宅ワーク 14:00〜15:00:SNSコンテンツ作成 18:00〜18:30:ストレッチ
- 金曜日 9:00〜12:00:集中作業(企画系) 18:30〜21:00:友人と食事(外出)
- 週末(土日) 午前:自由時間(散歩・読書) 午後〜夜:家族との時間を優先
どうでしょう?けっこう丁寧に組み立てられていませんか?
しかも、「移動時間がかかる日は他の予定をゆるめにする」「金曜の夜は開けておく」「週末は余白を多めに残す」など、人間がやりがちな“詰め込み”を避けた絶妙な配分がされているのが驚きでした。
このとき筆者は思いました。
「あれ、これもう、秘書にお願いするレベルじゃん…」
ChatGPTによる予定整理のメリット&デメリット
さて、ここからは実際に使ってみて感じた“リアルな使用感”を、率直にお伝えします。
まずはメリットから
- ①とにかく思考がラク!
自分で「どう並べるか」考えなくていい。思考の労力がかなり減りました。 - ②時間の“隙間”に気づける
ChatGPTはタスク同士の“余白”を意識してくれるので、「あ、ここ空いてた」と気づける。 - ③整理が早い
人が1時間悩むところを、ChatGPTは10秒で提案してくれる。この差はデカいです。 - ④習慣化にも使える
「週3で運動入れて」と指示すれば、リズムを守った提案をしてくれる。しかもしつこくない。
一方で、デメリットもあります。
- ①完全自動ではない(現時点)
Googleカレンダーへは“手動入力”が必要なので、自動化には一歩届かず。 - ②細かい業務連携は苦手
たとえば「Zoomリンク付きで入れて」「クライアント名ごとに色分け」などはまだ難しい。 - ③ChatGPT側の“前提知識”を育てる必要がある
毎回最初から指示するのは面倒なので、事前に自分のルーティンを教え込んでおくのがベター。
とはいえ、「予定を考えるのが面倒」「毎週のスケジューリングに疲れている」という人にとっては、十分に価値のある使い方でした。
ChatGPTカレンダー管理、どんな人におすすめ?
筆者の体験をもとに、ChatGPT×Googleカレンダー活用がハマる人を挙げてみます。
- ①スケジューリングが苦手・面倒な人
「予定立てるのがストレス」「タスクを詰め込みすぎる」という人は一度使ってみてほしいです。 - ②副業やパラレルワークで時間が足りない人
「何にどれくらい時間使ってるのかわからない…」という人は、ChatGPTに“俯瞰”してもらうだけで可視化されます。 - ③AIを活用した“生活効率化”を模索している人
時間管理は「AIの得意分野」。この分野から取り入れるのは非常に理にかなっています。 - ④ToDoリストを作っても結局見返せない人
ChatGPTは「時間軸で整理する」ので、“やることをやるタイミング”が自然と把握できます。
逆に、こんな人にはあまり向かないかもしれません。
- 「予定は手書きじゃないと無理!」というアナログ派
- 「毎日がランダムすぎて固定化できない」という超変動型ワークスタイル
とはいえ、自分のスタイルをChatGPTに教えて育てることで、かなりの精度でカスタマイズ可能になります。
少しずつ、“自分だけのAI秘書”を育てていく感覚。それもこのライフハックの醍醐味だと思います。
最後に──
もしあなたが、「スケジュール管理、どうにかしたい…」と感じているなら。
ぜひ一度、ChatGPTに話しかけてみてください。
「今週の予定がぐちゃぐちゃなんだけど、まとめてくれない?」
たったこれだけで、あなたの時間が、空間が、思考が、スッと整っていく感覚を味わえるかもしれません。
AIと暮らす時代。それは、何か特別な人だけの話ではありません。
私たちの日常にこそ、AIの力が一番フィットする──そんなことを、スケジュール整理を通して強く感じました。
明日からのあなたの予定も、ChatGPTと一緒に組んでみませんか?