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ChatGPTで自分の“生活履歴”を記録・分析してみた

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この記事の要約

「最近、毎日同じことの繰り返しで変化がない」「自分の習慣や感情の波を把握したい」と感じたことはありませんか?そんなときに頼れるのが、AIツールChatGPT。実はChatGPTは、生活の記録を“ただ残すだけ”でなく、それを分析し、改善のヒントまで導いてくれる優秀なパートナーなんです。この記事では、実際に私がChatGPTを使って自分の生活履歴を記録・分析してみたリアルな実践記を紹介します。

ChatGPTは“生活の鏡”になる?

「自分って、毎日どう過ごしてるんだろう?」

ふとそんな疑問が頭をよぎったのは、副業や家事、自己研鑽などでスケジュールが詰まり始めたある日のこと。

なんとなく忙しい。でも何に時間を使ってるのか、正直よくわかっていない。

スマホにはスクリーンタイム、家計簿アプリには支出履歴があるけれど、 “行動と感情の流れ”をトータルで見られるツールって意外とないんですよね。

そこでふと思いついたのが、ChatGPTに「自分の生活を記録させてみよう」というアイデアでした。

最初は日記代わりに“今日やったこと”を箇条書きで送るだけ。 でも続けていくうちに、ChatGPTが見せてくれたのは、自分の無意識な思考や生活パターンのクセだったんです。

記録方法は「超シンプル」でOK

まず、やってみたのはこの流れ

  • 毎晩、ChatGPTに「今日のログ」として5〜10行の記録を送る
  • 時間帯、やったこと、感じたことをざっくり書く
  • 週末にまとめて「分析して」と依頼

たとえば、ある日の記録はこんな感じです。

7:30 起床。昨夜寝つきが悪く、眠気残る。
9:00〜12:00 リモートワーク。集中力イマイチ。
13:00 昼ごはん:冷凍パスタ。食後にスマホをだらだら。
15:00〜17:00 副業作業。途中でSNS見て中断が多かった。
夜:気分が沈みがち。運動せず。

それに対してChatGPTは、こう返してきました

本日は「睡眠不足→集中力低下→作業の中断→気分低下」というパターンが見られます。
この循環を避けるには、夜のルーティンを安定させる→睡眠改善→朝の集中力向上というアプローチが有効かもしれません。

…えっ、めちゃくちゃ的確じゃないですか?

この時点で、私は思いました。

「あ、自分が“気づかずに繰り返してた習慣”って、こういうことなんだ」

ChatGPT分析で“自分のトリセツ”が見えてくる

数日分の生活履歴をまとめて送って分析させると、ChatGPTはかなり深く洞察してくれます。

たとえば

  • 「昼食後にSNSを長時間見る傾向がある」
  • 「午後の副業作業が滞るのは、昼食の栄養バランスも影響しているかも」
  • 「“運動できなかった日”と“気分が落ち込んだ日”が一致している」

これって、普通に日記を書いていてもなかなか気づかない視点なんですよね。

しかも、ChatGPTは「なぜそれが起きているのか?」まで推論してくれるから、 ただの“振り返り”にとどまらず、自分を客観視する“鏡”のような存在になります。

私が個人的に驚いたのは、「週の前半(火〜水)は集中力が高いが、木・金で崩れる傾向がある」と指摘されたとき。

言われてみればその通り。でも自分では全然気づいていなかった。

「だから木曜に大事な作業を詰め込むと失敗しがちだったのか…」

まさに、AIがライフコーチになる瞬間でした。

ChatGPTの提案は“意外と現実的”だった

ChatGPTに生活ログを送ると、ただ分析してくれるだけでなく、 「改善のための行動プラン」も提案してくれます。

しかも驚いたのが、その提案がちゃんと“現実的”であること。

たとえば──

昼食後のスマホ時間が長い場合、あらかじめ10分だけ使ってよいアラームを設定し、15分後に軽い散歩を挟むことで集中力が復活しやすくなります。

…なるほど、アラームとセットで行動を区切る。確かにそれなら無理なくできそう。

また別の日には、

気分が沈んだ日は、天候が雨・曇りに偏っている傾向があります。 太陽光を浴びる時間が短い可能性があるため、午前中に窓際で仕事をするのもおすすめです。

このように、生活ログ+外的要因まで関連づけてアドバイスをくれるのです。

まさに「自分専属の生活戦略コーチ」。

“感情ログ”や“体調記録”にも応用できる

ここからは、ChatGPTを使って生活記録を深掘りしてみた応用編。

私が次に取り入れてみたのが、「感情の記録」でした。

やり方はシンプルで、毎日の記録に気分の点数(1〜10)をつけるだけ。

7:30 起床。眠気あり(気分:5)
13:00 外出してリフレッシュ(気分:7)
夜:SNSで嫌な気分に(気分:4)

これを1週間分まとめてChatGPTに送ると、こんなコメントが返ってきました

「外出した日」「運動した日」には気分が6以上に上がる傾向が強く、 「SNSを見た直後」は気分が下がるパターンが見られます。 一方で、室内作業だけの日は気分の変動が少ないが全体的に低調です。

まるで“感情のアナリスト”。

これを読んでから、私は意識して「午前中に外に出る日」を週に3回つくるようにしました。

すると…たしかに、気分の波が減って穏やかになってきたんです。

体調・食事・睡眠など、他分野への展開も

同じように、ChatGPTで

  • その日の体調(疲労・頭痛・だるさ)
  • 睡眠時間と質(目覚め・夢見の有無)
  • 食事内容(ジャンキーかヘルシーか)

などを記録していくと、さらに生活の見える化が進みます。

行動・感情・体調・環境を紐づけることができるのは、ChatGPTならではの強みです。

自分だけのプロンプトテンプレートを作ってみた

ログを継続するには、「書く項目を固定する」のがポイント。

私が実際に使っていたテンプレはこちら

【日付】2025年5月XX日 【起床時間・睡眠時間】7:00起床/6時間睡眠(寝つき△) 【朝の気分】6点/ややだるい 【午前の行動】仕事メイン。集中力7点 【昼の行動・食事】外出+外食(ラーメン)。気分8点 【午後の行動】在宅作業。作業効率6点 【夜の行動】スマホだらだら→早寝できず 【一言メモ】SNSで少しモヤモヤ。運動できず。

これを毎晩ChatGPTに送るだけ。 週末に「今週の分析をして」と一言打てば、 自動的に“気づき”を届けてくれる相棒になります。

プロンプトはカスタマイズしてOKなので、 「体重の変動」や「会った人・会話の内容」など、自分に必要な要素を入れていくのもおすすめです。

1週間で変わった“意外なこと”とは?

正直、記録を始めたときは「面白いけど、続くかな?」と思っていました。

でも、1週間経って気づいた変化は大きかったんです。

  • 夜ふかしが減って、朝のだるさが激減
  • 「だらけタイム」が減って、作業時間が増えた
  • 自分に優しくなれた(無理してないか確認できる)

とくに大きかったのは、“悪い日も意味がある”と思えたこと。

たとえば、「今日は仕事が進まなかった」と思っても、 ChatGPTに記録してもらうと、

この日は頭痛や天候の影響も見られるため、自分を責めるより“調整日”と捉えるのがよいでしょう。

と返してくれる。

あ、今日は無理してよかった日じゃなかったんだ――そう思えるだけで、救われるんですよね。

まとめ:生活ログ×ChatGPTは“気づき”の宝庫

「生活を記録する」って、なんとなく面倒な印象があるかもしれません。

でも、ChatGPTを使えば、手間はぐっと減り、得られる気づきは何倍にもなります。

  • 自分の時間の使い方
  • 気分の変動のパターン
  • 習慣のクセやエネルギーの波

これらが見えてくると、「もっと自分らしく過ごせるには?」という視点が自然と湧いてくる。

それって、最高のライフハックじゃないでしょうか?

ぜひあなたも、ChatGPTという“生活の鏡”を持ち歩くような感覚で、 一度だけでも記録を試してみてください。

きっと、自分の新しい一面に出会えるはずです。

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